Xwindow上で任意のキーを入れ替える方法
※これはXが立ち上がっている時のみで、コンソール上では効果が現れない。
あらかじめキーコードを調べておく。次のコマンド
# xev |
で別ウィンドウが開き、キーを押すと以下の様なキーコードが表示されるようになる。
KeyRelease event, serial 25, synthetic NO,window 0x1e00001, root 0x40, subw 0x0, time 925459, (-174,523), root:(498,540) state 0x0, keycode 50 (keysym 0xffe1, Shift_L), same_screen YES, XLookupString gives 1 bytes: “k” |
下線を引いた「keycode 45」の部分に注目して欲しい。この数値が、押されたキーの物理的な場所を表すキーコードである。また、その次の下線「Shift_L」が、押されて実行しているコードである。
入れ替えたい物理キーの数値と、割り当てたいコードをまず書きとめておく。
今回は無変換キー「keycode:131 コード:Muhenkan」に
左側Shiftキー「keycode:50 コード:Shift_L」を割り当ててみる。
/etc/X11/Xmodmapを編集し、次の2行を書き加える。
keycode 131 = Shift_L add Shift = Shift_L |
add〜という部分は、割り当てられたShift_LにShiftの効果を表すものである。ShiftやCtrlのように押している間に他のキーの効果を変化させるものはaddがいるようである。
この設定は再起動後に有効になる。
また、次のコマンドで現在の割り当てを表示させる事ができる。
# xmodmap -pk |