RedHat Linux8.0 インストールドキュメント

  

1.ダウンロード

@ダウンロードサイト

            ftp://ftp.redhat.com/pub/redhat/linux/8.0/en/iso/i386/ (公式ダウンロードサイト)

            http://www.redhat.com/download/mirror.html (ミラーサイト一覧)

            http://www.jp.redhat.com/download/mirror.jp.html (国内ミラーサイト一覧)

 

A必要なファイル

            psyche-i386-disc1.iso       659,488K

            psyche-i386-disc2.iso       650,656K

            psyche-i386-disc3.iso       661,728K

            psyche-i386-disc4.iso  611,584K

            psyche-i386-disc5.iso  663,616K

 

B注意事項

         ダウンロードしたファイルは1つずつCD-Rに焼く。

         20035月現在、最新のRedHat Linuxはバージョン9だが、日本語版は販売のみで、まだFTPサイトには公開されていない。そのため、日本語版をダウンロードする場合、バージョン8.0が最新となる。

         容量はDISC4DISC5を入れると全部で3GBを超えるため、複数同時ダウンロードにより効率的にダウンロードするべきである。

         DISC4DISC5にはsrpmRPMパッケージを作成する事のできるソース)を収録している。ソースがいらない人はダウンロードする必要はない。

  

2.インストールコンポーネント

@インストールタイプ

■パーソナルデスクトップ

パーソナルコンピュータやラップトップに最適で、一般的なグラフィカルデスクトップ環境のインストールとホームあるいはデスクトップ使用に理想的なシステムを構成できる。

■ワークステーション

ソフトウェア開発とシステム管理の為のツールを持つグラフィカルデスクトップ環境を構築できる。

■サーバ

ファイル共有、印刷共有およびウェブサービスを設定したい場合は、このインストールタイプを選択。追加のサービスも有効にできて、グラフィカル環境をインストールするかどうかを選択できる。

■カスタム

ソフトウェアパッケージ選択や認証の個人設定を含むインストールプロセス上での完全なコントロールができる。

■アップグレード

一度RedHat Linuxをインストールした後、追加のパッケージをインストールしたい場合、もしくは以前のバージョンのRedHat Linuxがインストールされていてバージョンアップする場合、このインストールタイプを選択する。

説明書きはあるがファイル名で指定するため、多少の知識が必要。

 

A注意事項

         どのインストールタイプを選んでも、全ての項目のカスタマイズが可能になっている。

         [サーバ]タイプは、デフォルト状態では、グラフィカル環境が選択されていない。デフォルトでインストールすれば、コマンドラインのみの環境になってしまう。

         インストール完了後に、機能の追加をしたい場合、X Windowからも可能であり、そちらの方がより分かりやすいインターフェースになっている。そのため[アップデート]を選ぶ必要はあまりない。RedHat Linuxのバージョンアップをしたい時に選択する。

   

B各インストールタイプの初期設定(項目の選択数)

インストールシステム 項目数

全項目数

パーソナル

デスクトップ

ワーク

ステーション

サーバ

カスタム

(初期)

デスクトップ

         X Window System

         GNOMEデスクトップ環境

         KDEデスクトップ環境

 

35

31

58

 

34

31

 

 

34

31

 

 

34

31

 

アプリケーション

         エディタ

         技術系と化学系

         グラフィカルインターネット

         テキストベースインターネット

         office/生産性

         サウンドとビデオ

         著作と発行

         グラフィックス

         ゲームと音楽

 

3

7

19

7

14

23

10

17

9

 

2

 

7

3

3

13

 

9

9

 

 

 

7

3

3

13

 

9

9

 

 

 

 

3

 

 

 

7

3

3

13

 

9

サーバ

         サーバ設定ツール

         webサーバ

         メールサーバ

         Windowsファイルサーバ

         DNSネームサーバ

         FTPサーバ

         SQLデータサーバ

         ニュースサーバ

         ネットワークサーバ

 

12

14

7

2

2

2

5

1

13

 

 

 

12

12

 

2

 

開発

         開発ツール

         カーネル開発

         Xソフトウェア開発

         GNOMEソフトウェア開発

         KDEソフトウェア開発

 

45

4

18

47

27

 

 

35

 

18

45

 

 

システム

         管理ツール

         システムツール

         印刷サポート

 

12

13

10

 

12

 

9

 

12

 

9

 

 

12

 

9

その他

         すべて

 

 

 

 

 

 

 3.インストール手順

@デバイスの認識について

         Linuxは周辺機器を認識させるのに苦労するが、数多くのデバイスに対応するドライバがRedHat Linuxには含まれており、たいていのデバイスは認識させる事ができる。

         ビデオカードのドライバはインストール時に対応するドライバを設定してやるのがベストな方法だが、型番が分からなければどのドライバを選択していいのか分からない。インストール前にマシンを開けてドライバのメーカー名と型番を確かめておく事をお勧めする。

         ビデオカードのデバイスを選択する画面で、ビデオカードのRAMについて選択する項目がある。デフォルトでは512KBになっているが、ビデオカードそれぞれのRAM容量に合わせなければならない。特に、画面を有効に使うためには(例えば1280×102424bitカラーを使用するには)、8MB以上のRAMを選択している必要がある。

         サウンドカードのドライバはLinux上には非常に入れにくいと言われている。サウンドカード各製品については、自力で解決して欲しい。

         NICについては、インストールしたばかりの状態では停止中になっている事がある。これは、ネットワークの設定からIPアドレスなどを指定し、NICを起動すればよいため、問題はない。

 

ACDチェック

         DISC1を入れ、PCを起動するとRedHat Linuxのインストール画面となる。まず始めに出てくる画面が、焼いたインストールCDがきちんと焼かれているかどうかテストを行なう画面となっている。焼いてからまだチェックしていないCDはここで(最低DISC1・2・3は)チェックする事を推奨する。

 

Bインストール時の注意事項

         インストールはグラフィカルインストールとテキストインストールを選ぶ事ができる。普通は視覚的に分かりやすいグラフィカルインストールを選べばよい。

         基本的にインストール画面に書かれている事を順番に進めていけばいいだけである。

         ビデオカードを選ぶ部分で解像度を指定できるが、ここで画面に会わせた解像度にしておくとよい。後で変更しようとすると、最大でも800×600しか選択できなくなってしまう場合がある。

 




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